本領域では、以下の通り、令和8(2026)年度 公募研究を募集します。
多くの皆様のご応募をお待ちしております。
詳細は、以下の文部科学省のページをご参照ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394561_00014.htm
我々生命の主要な構成分子であるタンパク質及び脂質は、膜界面において分子種を超えた集団行動をとることがわかってきた。この膜界面で起こる分子協奏は、複雑に発達した細胞内膜系を有する真核細胞ではオートファジーをはじめとする実に多様な生命現象に関わることもわかってきた。本研究領域では、多様な膜界面現象の研究に先進の手法で取り組む研究者が結集し、膜界面分子協奏の多彩な機能を解明するとともに、そのメカニズムの共通項から基本原理の確立を進めることで膜界面生物学を創成する。さらに膜界面現象の異常と疾患との関連を解明するとともに、人為的制御法の開発も進めることで、疾患予防や治療のための医薬学応用の基盤を確立する。
本研究領域では、生化学、細胞生物学、構造生物学、物理理論、計算科学、ケミカルバイオロジーなどの研究者を結集し、オートファジー及び脂質膜が関わる様々な生命現象における膜界面での分子協奏のメカニズムとその生理機能を理解するとともに、膜界面分子協奏の人為的制御を通した医薬学応用までを見据えた “膜界面生物学”を創成することを目指している。従って、公募研究ではこのような目的を理解・指向し、計画研究ではカバーできない多様な研究を広く募る。本領域研究では、多様な生命現象や方法論を扱う研究者が集い、活発な領域内共同研究を展開することが重要である。次世代を担う若手からの挑戦的な提案にも期待している。
A01『オートファジーの膜界面生物学』は、多経路のオートファジーにおける複雑な膜動態制御、選択的オートファジーにおけるオルガネラ膜形態制御などを支える膜界面分子協奏の解明を目指す課題であり、計画研究ではカバーできない研究が該当する。膜界面分子協奏に着目しないオートファジー研究は対象としない。計画研究ではカバーできていない、ミクロオートファジーの膜動態や様々なオルガネラ選択的オートファジー、多様なモデル生物におけるオートファジーなどに関する研究提案、オートファジー膜動態の作動原理の解明に迫る研究提案に期待する。
A02『拡大する膜界面生物学』は、オートファジー以外の様々な生命現象を支える膜界面現象の解明を目指す課題であり、計画研究ではカバーできない研究が該当する。膜界面分子協奏に着目した研究であり、特に膜界面生物学の拡大・発展に資するユニークなバイオロジー、疾患と関連した現象、一細胞に収まらない現象などを取り扱う研究提案に期待する。
A03『膜界面生物学の解析制御手法』は、膜界面生物学の発展を支える解析技術及び制御技術の開発と応用を目指す課題であり、計画研究ではカバーできない研究が該当する。膜界面分子協奏を解析するための特殊な技術や高度な研究手法、膜界面分子協奏を人為的に制御するための多様な手法の開発提案に期待する。